10月9日のアメリカ株式市場は、素材株が下げを主導、ウォルマート・ストアズが上昇

 10月9日のアメリカ株式市場は、NYダウが前日比56ドル21セント安の2万6430ドル57セント、NYSE総合は前日比39.68ポイント安の12,960.45ポイント、S&P500は前日比4.09ポイント安の2880.34ポイント、NASDAQ総合は前日比2.067ポイント高の7738.067ポイントで終値となりました。

 塗料大手のPPGインダストリーズがコスト高や製品の需要減を理由に収益見通しを引き下げたことで、NYSE市場においてダウデュポンやパッケージング・コープ・オブ・アメリカなどの素材株全般に売りが広がり、ダウ平均やS&P500を押し下げました。

 このほか、アメリカ長期金利が一時7年5か月ぶりの上昇となったことに加えて、11日に行われる中国によるドル建て債の起債や9月の中国の新車販売台数の伸びが鈍化したことIMFによる世界経済見通しの下方修正、中国の元切り下げ、香港ハンセン指数の年初来安値更新、中国GDP安定化も19年半ば以降とのキャピタル・エコノミクスの予想により、中国経済や世界経済の景気後退が改めて意識され、中国セグメントが高いキャタピラーなどに売られました。

 バンクオブアメリカやゴールドマン・サックスなどの金融株も下げる一方で、ウォルマート・ストアズやエネルギー会社のシェブロン、パイオニア・ナチュラル・リソーシズが上昇しました。

 イギリス独占禁止当局が建設大手カリリオン経営破綻における監査の質に対する懸念を受けて、「ビッグ4」と呼ばれる4大会計事務所への調査を開始したことも、中国子会社を持つ銘柄に少なからず影響したものと思われます。

 NASDAQ市場は、NASDAQ総合が4営業日ぶりの反発となり、アマゾン・ドットコムやテスラ、フェイスブック、ネットフリックス、アップルアドバンスド・マイクロ・デバイシズなどが上昇する一方、バイオ医薬品のトレベナやグーグルプラスで数十万人のユーザー情報が外部からアクセスできる問題を半年隠ぺいしたと報じられたアルファベットなどが下落し、インテルなどが売られて終えました。https://ownwords.org/entry7.html